巳の日だけ開く浅草寺の弁天堂

2025年は巳年です。蛇革のおサイフはいつの時代も人気です。金運アップというと弁天様が出てきます。

今回は巳年にちなみ、弁天堂の話です。蛇といえば、弁天様です。弁天様のお使いが蛇ですから。今回は知る人ぞ知るの話です。

もちろん信徒の方は知っているのでしょうが、浅草寺が超有名なわりに、この弁天堂のことは知られていないと思います。しかも扉が開く日が決まっていることまでは。



浅草寺の弁天堂は巳の日に開堂します

 

浅草寺の中に、いつもは扉が閉まっていて中が見えないお堂があるのを知っていますか。ただし巳の日だけは扉が開くのです。それが弁天堂です。

浅草寺の弁天堂

浅草寺の境内の中で地下鉄駅に近いところに、小さな公園があります。その脇にひっそりと弁天堂があるのです。公園の隣に小高い丘のような、古墳みたいな場所の上に弁天堂があります。

あまりに参拝の人が来ないために、ここで観光客が着物を着て記念写真を撮ることが多い場所です。

お堂の中の写真は撮ってはいけないので、外からの建物だけ写真を撮りました。弁天堂は水と関係する場所(川のそばとか、湖や池のそば)に建つことが多いですが、この弁天堂は丘の上にあります。

ちなみに、ここにある鐘が浅草寺の大晦日に打たれる鐘だそうです。この鐘楼の鐘だったとは知らなかったです。元禄時代の綱吉の時代の改鋳だそうですよ。

ここのお堂が開くのは、おそらく朝早くから開いていると思うのですが、閉まる時間に気をつけてください。

たしか午後3時までだったと思います。

以前巳の日に開くと聞いて、別の場所に立ち寄ってから、このお堂に行った時午後3時ちょうど、というかちょっと前に行ったのですが、まさに扉が閉まるところでした。結局、その日は中でお参りどころか、見ることすらできませんでした。

私が今回お参りしたときは、信徒の方で弁天様を信仰する人が来ているのでしょう。お供え物がおいてありました。蛇が好きな卵です。

浅草寺は超がつくほど有名ですが、その中で本堂からそれた場所にある弁天堂はマイナーな存在だと思います(観光客の撮影場所としては知られているのかも、ですが)ひっそりとこの弁天様を信仰している人もいるのですね。



浅草寺の中の弁天山に建つ

弁天堂説明書き

弁財天について詳しいことは、この説明書きを読むといいです。

この弁天堂は昭和58年に再建されたそうです。建物の外からみると新しく感じます。

扉が開いている時間帯は、さすがにお堂の中、内陣というのか、までは入ることはできませんが、かなり近づくことができました。お賽銭箱まで近寄ることができますから。

そこまで近寄ることができれば、弁天様の像があることに気がつきます。

しかしそれが本尊なのかはわかりません。だれが人がそばにいるわけでもないから本尊のレプリカの可能性もありますね。

説明によると、本尊は白髪とのことで、老女弁財天だそうです。

千葉県、神奈川県、そしてこの東京浅草の弁財天が関東三弁財天だとか。

私は江の島の弁天様は知っていましたが、柏市の布施の弁財天は知りませんでした。

弁天堂入口

私が行ってた時も何人もの観光客がこの弁天堂の前で写真を撮っていました。順番待ちという感じでしたが、空いたすきに建物の写真を撮りました。

それでも観光客はここは巳の日だけ扉が開いていることを知っているわけではないようです。今日は扉が開いているのに、次回は閉まっていたなぁと気づいているのでしょうか?

毎日のようにこの弁天堂の前で写真を撮っているのでしょうが、たまたま巳の日にあたった観光客だけが扉が開いた状態で、観光写真を撮られているわけです。

それも着物を着たり、番傘さしたりして。この日にあたった人はラッキーというのかどうか。

弁財天の御縁日に浅草寺の弁天山へ

浅草弁天堂巳の日

こちらは帰るとき、脇から撮った写真です。小高い場所の上にあることがわかるかと思います。これが浅草寺の境内にある弁天山なのです。

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