
今年(令和7年)は巳年です。
巳年といえば、ヘビ、そして蛇と縁がある辯天様です。
弁天様といえば上野不忍池の辯天堂が有名です。寛永寺の辯天堂です。
不忍池の辯天堂のことを知っている人ならすぐ思い浮かぶのが巳成金(みなるかね)大祭です。
上野の辯天堂では毎月巳の日は法要をやっているのですが、やはりみなさんの注目は9月の大祭でしょう。
不忍池の辯天堂では月ごとに初巳の日に法要(御縁日大祈祷会)をやっているように丁寧に巳の日の法要を行っているのです。立札によると初巳の日は法要と辯天供で、二の巳や三の巳も法要を行っているとのことでした。詳しくはその月の立札に書かれている時間を見ておくといいでしょう。
ということで毎月行っている巳の日の法要、その集大成ともいうべきなのが巳成金大祭です。
年に1度の御開帳です。秘仏にお会いできる日です。
令和7年、2025年の巳成金大祭は9月21日にやるそうですよ。今回は日曜日と重なるうえ、12年に1度の巳年ですから多くの人が集まりそうです。
不忍池の辯天堂は福財布と小判のお守りが有名な巳成金
私も巳成金の大祭には何度か行ったことがありますが、コロナ禍以降は巳成金の大祭には参加していませんでした。
しかし、今年は巳年なので、行ってみたい気になっています。
さすがに巳成金の大祭の日は人が多いでしょうから、予習を兼ねて久しぶりに辯天堂に行ってみることにしました。
巳成金大祭だけでなく毎月の御縁日大祈祷会の時間についても確認したかったこともあって行きました。
巳成金大祭は何時から?法要の時間は
大祭の日の法要(諸願成就大般若祈祷会)は午前十時と午後二時と書いてありました。
これは法要の時間です。
お祭りの時は私が行っていた頃は外に福財布や小判を売る場所が設けられていてそこで購入できるのがけっこう早い時間帯からだと聞いていました。
巳成金の大祭においては、なんと開堂が午前五時からなのです。聞くところによると、午前五時にも法要があるそうです(大般若転読会ではなく辯天供)。
閉堂は午後5時です。12時間開いている大祭なのですね。
余談ですが、巳成金の日ではないのですが、友人たちと夜間写真を撮りに来たことがあります。ちょうど桜の開花の頃でしたので、夜でも多くの人がこの辯天堂を訪れていたことを覚えています。
ではこの辯天堂のある場所について少し紹介いたしましょう。
辯天堂のすぐ隣に大黒天堂
辯天堂のある場所は不忍池の中に島のようになっていてその場所には大黒天堂もあります。
大黒様も商売繁盛で知られます。金運アップに辯天堂だけでなく大黒天堂も両方とも参拝したいですね。
私は辯天様の法要だけでなく大黒天堂の護摩法要もみたことがあります。
さらに余談となりますが、辯天堂に向かって右手に辯天堂の裏側に行ける道があります。
いくつかの石碑があるのですが、裏側に回って右手に辯天堂の島にさらに島のようになっている部分があります。
辯天島の辯天堂
私が以前、辯天堂にしばしば来ていた頃は、この場所は巳の日だけしか開かれないといわれていました。
神社でいえば、奥宮みたいな感じになっていて、なんだか秘密の場所のような雰囲気です。
今はどうなのでしょう。
張り紙があったので、それを読んでみました。
するともしかしたら、巳の日だけでなく、いつでも入れるようになっているのでしょうか?参拝可能になったのかどうか。
たまたま行ったときは午後だったので、「閉堂」となっていたのかもしれません。
「開門は翌朝九時」と書かれていました。この書き方だと午前中だけ開いているようにも読めます。
暗い時間帯の辯天堂も見てみるといいかも
前にも書きましたが、私は夜、暗いときにもこの辯天堂に来たことがあります。そういえば、夏のお盆の頃にも不忍池の灯籠流しを見に行きました。その時に立ち寄ったのが辯天堂です
暗いときにみる辯天堂も神秘的でいいですよ。
巳成金の大祭の朝5時から開かれていると聞く辯天供に参加する人は9月といえども下旬ですから周囲が暗いときの辯天堂を見ることができますね。
最近は9月でもかなり暑いですから、朝5時くらいから参加したほうが熱中症にもならなくていいのかもしれません。
コロナ禍以降にやめてしまったことがいくつかあるのですが、この巳成金大祭もそのひとつでした。
おそらく福財布や小判の販売方法や法要の受付方法も変わってしまったことも多々あるかと思います。
久しぶりの辯天堂の訪問で以前のことを思い出しながら参拝してみました。
>>開運白蛇長財布